のりものレクチャー

このブログでは主に乗り物(鉄道やバス)についてマニアックなものから一般向けまで幅広く投稿します。

バス営業所めぐり第5弾沖縄バス南城出張所

長らく更新が途絶えておりましたが今回は営業所めぐり第5弾ということで沖縄バス南城出張所にいってきました。この回では南城市役所バスターミナルについても解説します。

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概要

場所 南城市役所バスターミナル内

歴史 もともと南城市内を走っていた沖縄、東陽、琉球バスの3社の郊外路線の起終点を新しくできた南城市役所に集約する形で誕生しました。

 

南城市路線バス再編計画

沖縄バスはもともと親慶原出張所を拠点としていましたが南城市の路線再編計画で市役所内に移転する形で南城出張所を開設しました。また、南城市コミュニティバスNバスの運行を受託しています。

 

東陽バスは馬天営業所発着の37番那覇新開線の多くの便が南城市役所発着になりました。尚、運行終了後は馬天営業所に回送するようです。

 

琉球バス交通は50番百名線が発着しています。南城市役所が起終点ではなく一部便が経由する形で路線再編が行われました。

 

 

発着路線

沖縄バス

Nバス(南城市コミュニティバス)

36糸満新里線

39南城線

40大里線

309大里結の街線

339南城結の街線

 

東陽バス

37那覇新開線

 

琉球バス交通

50百名線

 

 

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3つのホームがあり降車用、Nバス用、郊外線専用となっています。

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屋根付きで雨の日でも安心です。市役所内に食堂付きの待合室もあるので暑い夏の日でも快適にバスを待つことができます。

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こちらは郊外線のバスの駐機場となっていました。ここは沖縄バスの専用となっています。たまに東陽バスが止まったりするかな。

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裏にはNバスの駐機場があります。ちなみにNバスは全部で8台いてそれぞれが違うカラーリングが施されています。
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こちらも駐車スペースです。待合室からここに止まっているバスを間近でみることができます。


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最近できたのですが簡易的な給油所が設置されています。
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手前は洗車スペースとなっています。もちろん洗車機なんてないので手洗い洗車です。暑いなかおじさんが丁寧に洗車していて乗客としても嬉しい気持ちになりました。

 

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待合室には食堂があり沖縄そばを食べながらバスを間近で眺めることができます。

 

南城市斎場御嶽ニライカナイ橋など観光名所がたくさんあります。また、Nバスを利用することでこれらの場所に簡単に行けますので是非観光に来てみてはいかがでしょうか。

待合室内にバスを案内する窓口もあるのでわからないことがあればそちらのスタッフに気軽に声をかけると教えてくれます。バス旅に慣れていない人でも安心です。

 

 

 

交通決済はICかクレカタッチ決済かQRコード決済か?

最近では広島でPASPYパスピー)がサービスを終了すると話題になってますが多様な決済手段がある今交通系決済は何がいいのか考えてみようと思います。

 

 

  • QR決済

QR決済は北海道拓殖バスなどが導入しており機器もランニングコストも安価で事業者的にはいいようです。ただ読み取りスピードがSuicaよりも遅く混雑時には遅れの原因となりそうです。

メリット

導入費用とランニングコストがやすい

発券する手間がかからない

県外、訪日外国人も使える

デメリット

読み取りスピードが遅い

定期券、割引機能がない

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たしかに1〜2秒ほど時間はかかりますがそこまでかかるわけではないですね。

 

 

  • クレジットカードタッチ決済

クレジットカードタッチ決済は現在国内ではVISAが先行しておりJCBと両社がバスでのタッチ決済を導入済みとなっています。

導入会社

長電バス

みちのりHD

北斗交通

南海電鉄

京都丹後鉄道

やんばる急行

東京バス沖縄

横浜市営バス  なとなど

メリット

ICカードに導入費用とランニングコストが比べて安い

カード発行の手間がない

チャージする必要がない

読み取り機器の費用が安い

デメリット

未成年はもてない

決済に時間がかかる

読み取り部の真上にかざさないと反応しない

 

 

クレジットカードタッチ決済はNFCという規格を使っていてFelicaよりも読み取り速度が遅いがリーダーなどの機器が安い特徴があります。

 

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鉄道での運用例です

ICカードと比べて若干遅いくらいです。

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こちらは路線バスでの運用例です。

こちらも若干遅いくらいでそれほど遅いわけではないですね。

上記の2つの例はいずれもQUADRAC社のQ move

というシステムを使っていてサーバーとのやりとりを後回しにすることで決済速度を速くしているのだそうです。

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こちらはQ moveのシステムを使わない版で明らかに決済速度が遅いのがわかります。高速バスやリムジンバスでなら出来そうですが普通鉄道やバスは無理ですね。

 

 

全国交通系ICカードSuicaPASMOnimocaなど10種類のカードのことを言います。このカードのいずれかをもっていれば全国交通系ICカード対応の鉄道やバス、商業施設での利用が可能となる画期的なカードです。

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メリット

県外客にやさしい

全国の10カード対応のバス、鉄道、商業施設で利用可能

持ってる人が多い

デメリット

導入費用が高くランニングコストも高い

読み取り機器も高価で数年に一度の更新費用も事業者には大きな負担になる

地方では使えないところが多い

 

 

地域連携ICカードとはJR東日本が開発したもので地方にもSuica対応エリアを広げるために導入されました。現在は主に東北地方の事業者で導入されていてそのうち他の地方にも広がると予想します。

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メリット

地域独自の割引機能をつけられる

定期券機能をつけれる

全国交通系ICカードの対応も可能

地域連携ICカードで全国交通系IC対応のバス、鉄道、商業施設で使える

JREポイントが貯まる

導入費用やランニングコストが安い

デメリット

読み取り機器は高い 数十億かかるのは普通

ランニングコストもそこまで下がるわけではない

サーバーの維持管理更新費用の負担が重い

 

 

ほかのICカードでいえばWAON楽天Edyなどがバスで使われています。

WAON

十勝バス

京都らくなんエクスプレス

阿寒バス

楽天Edy

やんばる急行バス

などなど少数ですが導入が進んでいます。

 

メリット

あらたなシステム構築が必要なく手軽に導入できる。

ランニングコストが安い?

大体の人が持ってる

導入コストが非常に安い 十勝バスの例では数十万までコストを圧縮できたそうです。

デメリット

定期券や割引機能がつけられない

読み取り機器は特注生産

 

 

  • 現金
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やっぱ現金でしょと思ってるそこのあなた!!

実は現金は事業者のも利用者にもデメリットが多いんです。

メリット

みんなが持ってる

どこでも使える

デメリット

釣銭機のメンテが複雑で大変

両替に時間がかかる

小銭を数えるのが面倒

5千円札や1万円札の両替はできない

新紙幣や新硬貨ができた場合多額の費用を掛けて釣り銭機の更新をする必要がある

 

 

いかがでしたか。それぞれの方法に一長一短がありますが地方事業者にとっては全国交通系ICカードや独自ICカードは負担が多きく個人的にはQR決済やクレカタッチ決済、EdyWAONなどが導入しやすく利用者も使いやすいのではなでしょうか。

 

 

 

 

 

バス営業所めぐり第4弾 琉球バス交通豊見城営業所

営業所めぐり第4弾は琉球バス交通本社兼那覇バスとの路線バス拠点である豊見城営業所です。

こちらの営業所はもともと豊崎にあった路線バス拠点を移転した形で誕生しました。ついでに琉球バスの本社もここに移転しました。

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こちらの営業所は道路をはさんで左右でオフィス棟と駐機場でわかれている珍しいつくりとなっているのも見どころです。

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ターミナル食堂というものがあるみたいですw

一般の方も利用できるのでしょうか?

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琉球バスのブルリ達が休憩してました。

ちなみにこの営業所は具志川系統や琉大、バイパス系統などなど色々な路線が発着しているので多くのバスが止まってました。

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敷地が広くてバスも止めやすそう^_^
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こちらがオフィス棟になってます。中にターミナル食堂があるようです。

(安全運転は最高のサービスです😊)

 

バス営業所めぐり第三弾 琉球バス交通豊崎営業所

バス営業所めぐり3回目は琉球バス交通豊崎営業所です。

ちなみに豊崎営業所は那覇バスの営業所も兼ねています。

概要 

第一交通産業グループ 沖縄地区バス事業拠点

利用会社 那覇バス琉球バス交通琉球バス交通ハイヤー事業部、第一モーターズ

設立2008年

場所 豊見城市豊崎

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どうやら第一交通産業グループのバス事業拠点みたいです。

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こちらは那覇バス琉球バス交通の観光部の拠点になってるので観光バスがいっぱい待機してました。

(つい最近までは路線バスもこちらを拠点としてましたが少し離れた豊見城営業所に移転しました。)
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ヒュンダイユニバースがいっぱいいました。

琉球バスと那覇バスは何年か前にユニバースを大量に導入しています。

 

このほか琉球バス、那覇バスヒュンダイユニバースとJバスセレガーラが観光バスでは主力となっています。

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県外から移籍してきたバスが止まってました。

たぶん第一グループの観光バスみたいです。
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こちらは元臨港バスの日野レインボーですね。

ホイールベースが長いのが特徴で今はなき西日本車体工業の車体です。

 

もともとは路線バスの拠点もここにあったのですが那覇バスの具志営業所観光部がここに移転したため路線部門は別の場所に新しい拠点を開設して今は観光バスのみの駐機場となっています。

 

船レクチャー

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フェリーざまみ3

2016年建造

座間味村泊港

総トン数 669t
乗船人数 490名 

航海速力17.5kn

建造所 三浦造船所

 


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フェリーとかしき

渡嘉敷村泊港

2012年建造

総トン数 499t
乗船人数 450名

航海速力 17kn

建造所 渡辺造船所

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第一マリンサービス株式会社

(第一交通産業グループ)

タクマ3(前マリンライナーとかしき)

泊港⇄渡久地港(本部)

2000年建造

総トン数123t

乗船人数200名

航海速力34kn

最大航海速力36.5kn

水中翼線 双胴船

建造所 三保造船所(既に解散済)

 

マリンライナーとかしき

渡嘉敷⇄泊港

2019年建造

総トン数197t

乗船人数200名

航海速力30kn

水中翼船 双胴船

建造所 ツネイシクラフト&ファシリティー

 

 

バス営業所めぐり第ニ弾 東京バス豊見城営業所

営業所めぐり第ニ弾は2020より運行を開始した東京バス沖縄営業所です。

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入口にはデッカい看板があります。

 

東京バス沖縄営業所の概要

所在 豊見城市

開設2020

路線、観光バス駐機場

担当路線 TK01ハーレーエクスプレス

     TK02うみかじライナー

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入口に日野リエッセが止まってました。
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バスのロゴにOKINAWAの文字が追加されています。
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営業所は1階で上は社員寮?になってるみたい。
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路線のエアロスターが休憩してました。

ちなみにこのエアロスターは北海道→大阪→沖縄

とはるばる北のはてから南の島まで移籍してきたようです。

 

東京バスは全車車齢が7年以内と新しいくるまが多く最新の安全装備を備えていることが売りみたいです。沖縄のバス会社は古い車両も多い中変わったバス会社として存在しています。

 

県庁から瀬長島やあしびなー、イーアス豊崎に行くのも便利ですので機会があれば是非乗車してみてください。

 

バス営業所めぐり第一弾 東陽バス泡瀬営業所

バス営業所めぐりシリーズ第一弾は東陽バス

泡瀬営業所です。

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泡瀬営業所の概要

場所 うるま市前原

歴史 もともとは現在の泡瀬二区バス停付近に営業所があったが移転し現在にいたる。名前に泡瀬の名前がついているのはそのため。

上記にもあるが泡瀬と書いてるが場所は泡瀬ではなく前原という所。

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待合室には東陽バスの全路線とモノレール乗り換えバス停、ショッピング施設やイベント施設の最寄りバス停の案内まで書いてありました。
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新車がいっぱい

カラーリングもいいですね🥰


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奥には観光バスの駐機場がありました。

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のどかな雰囲気が流れているのもまた

いいですね〜😚
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新車と元東武バス移籍車と丸目ブルリがいました。丸目ブルリもあと何年もつのか気になります。乗りたい方はお早めに乗ることをオススメします。